「六覺燈」について

六覺燈の由来

昭和55年11月1日。大阪市此花区梅香1丁目にて創業。現在は大阪市中央区日本橋の黒門市場にて営業致しております。

屋号の由来は、料理の世界に入ってから親方に「六覚を大事にしろ」とよく言われたことからです。これは、「視」「聴」「嗅」「味」「触」の五つの感覚、それと「創る者のセンス」を重ねて「六覚」です。独立にあたり、私の親代わりの方に「灯」という名前を頂いたことが始まりです。その方は、私の灯す明かりのもとへ多くの人々が集うことを願ってこの名前を付けてくれました。独立するときに初心を忘れないこと、燈(ともしび)を消さないことを誓い、「六覺燈」と屋号を決めました。

なぜ串かつの店を始めたのかと言いますと、和食でも洋食でも中華でも、どんな料理でも串を刺して油の中にくぐらせればすべて串かつです。どんな食材でも、どんな調理方法もすべて。この魅力的な料理と、手作りのパン、デザート、素晴らしいワインの数々。これらが私に串かつの店を開店するヒントを与えてくれました。

ワインを知ったのは、ちょうど大阪万博が開催された頃だったかと思います。当時の財界で有名な旦那さんにワインを教えたもらったことがきっかけです。その方が亡くなられてから、初めて自分でワインを買い、その値段の高さに驚き、普通に生活していたら知る由もないワインの世界を教えていただき、感謝の気持ちで胸の詰まる想いを今でも思い起こします。考えたら今では非常に入手困難なワインを二人で毎晩3本から7本も空けていたのですから思いもひとしおです。私が独立したときには、この素晴らしいワインを、お客様に楽しんで頂こうと心に決めていました。独立をするまでの間、東京から大阪、海外と、いろんなレストランへ行き、勉強のためにワインを注文すると(当時は非常に少なく特別な飲み物でした)、良い思い出も少しはありますが、いやな思いも多々経験しました。数えたらきりがないほどです。自分の店が持てたら「もっと良いワインを気軽に、もっと手軽に、もっと楽しむ時間を、たくさんの方々に提供したい」と思い、今に至ります。

これらの想いが、「六覺燈」にいっぱい詰まっています。

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あたりまえを、あたりまえに

あたりまえにこだわる。

清潔なのはあたりまえ。良い材料を使うのはあたりまえ。お客様に喜んで頂くよう努力するのはあたりまえ。美味しく作らせて頂くのはあたりまえ。この仕事をして楽しく幸せなのもあたりまえ。

各種の料理を学び、日本の食文化の将来を考えた時に今の業種に辿り着きました。日本の食生活は戦後、各国の料理が普及し日本人の味覚に合うようにアレンジをかさね、食べやすく、早く、美味しく作れるように開発されてきました。日々の食事や外食を求める時、「日本の食文化が変わる」、「食の形態を選ぶ時代」に入ると感じたため、現在の串かつ専門店を開業することにしたました。串かつは、どんな飲み物とも相性が良く、メインにもサブにもなり、その日の気分でお好きなだけ食べていただける料理です。素材によってどのようなジャンルにもチャレンジできます。

 

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六覺燈 店主
水野幾郎